"HTML" ってどんな言語?
さて、前ページでコンピュータにおける言語の役割についてお教え
しましたが、この言語は用途に応じていくつかの種類があります。
例えば今からお教えしようとしている「HTML」、それとよく
並行して用いられる「JavaScript」、その他「C」や「PostScript」
などです。
これらは主な用途が違うだけでなく、文法もそれぞれ違って
くるのですが、それを使用して人間がコンピュータに命令を与える
という点においては全て同じです。
これらの言語は、その用途によって大きく二つに分けることができます。
まず一つ目は「
プログラミング言語
」で、これは計算をしたり組まれた
プログラムの使用者の入力信号に応じて何か作業をやったりするための
指令を与える言語です。
今皆さんが使用しているコンピュータはこの言語によって構成されて
います。
二つ目は、「
記述言語
」です。
この言語はプログラミング言語のように計算の指示を与えたりと
いうことはできませんが、文章を適切な形にして画面上に表すために
使用されます。
例えば、今あなたが見ているこのページにも様々な大きさと色の
文字(文章)がありますが、これも入力された言語上では全て同じ
色・大きさなのです。しかし、言語を通してコンピュータに適切な形で
表すように指示を与えると、指示された文字は指示されたように
画面上に表示されるのです。
先ほど挙げた言語をこの二つに分けて表にまとめてみると
以下のようになります。
プログラミング言語
C / JavaScript
記述言語
HTML / PostScript
さて、ここまで「言語」に関して色々とお話してきましたが、
今回ホームページを作成するのに必要になって来る言語は、記述言語の
HTML(HyperText Markup Language)
になります。
皆さんがいま様々な所で見るウェブページは、90%以上がこのHTMLによって
作られていると言っても過言ではありません。
そして、このHTMLは上でもご説明した通り記述言語であって
プログラミング言語ではないので、プログラムのように複雑であったり、
特別な知識を持ち合わせていないと作れないということはありません。
「
タグ
」と呼ばれる文字の表示方法を指定する文字列と構成さえ覚えて
しまえば、あとは気軽に使用することができます。
Key Words
・プログラミング言語 ・記述言語 ・HTML(HyperText Markup Language)
・タグ
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